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企業の医務室・健康管理室で働く看護師「産業保健チームの構成」

企業内医務室や企業内保健室では、スタッフとして「産業医」「保健師」「看護師」が勤めているのが一般的なスタイルです。産業医に関しては常勤でない場合もありますし、医師が保健師を兼ねている場合や、逆に保健師が常勤で医師が必要に応じて呼ばれるという形もあります。いずれにせよこの3者の組み合わせで企業の保健室や医務室は運営されていると考えて良いでしょう。

 

さて、企業の従業員の健康を維持していくためには、この保健室・医務室のスタッフがそれぞれの役割を果たしながら連携していくことが非常に重要になります。まず、産業医の主な役割は、そのものズバリで病気や怪我に対応して治療行為を行うことです。これと対になるのが保健師の役割で、こちらは怪我や病気などが起きる前に予防対策を打つことが仕事となります。そして、看護師はこのどちらに対しても補助スタッフとしての役割を期待される他、医務室運営のための各種事務仕事なども担当することが多いでしょう。実際の医務室では幾つかの組み合わせがあり、中には看護師を含まないパターンも存在しますが、多くの場合では看護師を含む連携が必要です。

 

例えば「産業医+看護師」という組み合わせの場合、自然と業務は医療補助が中心となるでしょう。しかし、その場合でも保健衛生の観点を欠くのは良くありませんので、看護師の立場でもそうしたキャンペーンや健康相談、アドバイスに関して考えて産業医に提案することが必要でしょう。また、「保健師+看護師」という組み合わせの場合、業務は保健衛生的な面が強くなります。データ処理などの場面も多いでしょう。この場合、看護師が医療行為をメインで担うわけにはいきませんので、外部の医師・病院との連携が重要になります。「看護師のみ」というパターンもないわけではありません。この場合はいかに公的機関の保健師や、外部の病院・医師と連携を密にするかが業務の良し悪しを大きく左右します。